産後の骨盤矯正

骨盤は腸骨•座骨•恥骨•仙骨から構成されていて、体の中心に位置し重要な役割を担っています。
その骨盤が歪んでしまうと、あらゆる場所に影響を与えます。
今回は、産後の骨盤の歪みがどの様な影響を与えるか書いていきます。

産後、日本では古くから40日間床に寝て安静にした後、日常生活に戻りますが、欧米では出産後すぐに退院し、日常生活に戻ってしまい、骨盤矯正をしない結果、骨盤が開いたままになり、子宮や卵巣等を支えている骨盤隔膜が下垂し、それにより骨盤内の血流が下がり、脂肪の燃焼が悪くなったり•お尻の大きさや•太もも周りが太くなりやすくなり•婦人科系のトラブルも出やすくなると言われています。(生理痛•生理不順•子宮筋腫•更年期等の症状も、産後の骨盤の歪みが関係して出てきやすいのです)

妊娠で広がった骨盤は、産後3〜4ヶ月かけて左•右と交互に、ゆっくり元の状態に戻ろうとしますが、妊娠や出産の影響でバランスが崩れ、正常な位置に戻りづらくなると言われています。
また、授乳の姿勢で前屈みやあぐら•横座りなどで更に歪みが酷くなります。

産後の骨盤矯正を行うのに最も効果的な時期は、産後2ヶ月位から、遅くても6ヶ月までに行う事が望ましいです。
骨盤が元の状態に戻るまでは、骨盤の骨を支えている靭帯が緩んでいる為、この時期に骨盤が普段よりも動きやすく、正しい位置に戻しやすいのです。
骨盤を矯正する事により、腸、子宮、卵巣などの内蔵も正常に動き、リンパの流れや血流の改善もみられる事から、基礎代謝も上がり痩せやすい体に変化するのです。
この時期に骨盤をしっかりと引き締め、妊娠前の美しい体を取り戻せます。

また妊娠中や産後の骨盤の歪みで70%の方は腰痛を訴えます。
妊娠中はお腹が大きくなり、腹筋が前に引っ張られ、腰が反った状態になる為負担がかかり痛くなります。
また、産後は骨盤周りの筋力も落ちている中で、授乳中の抱っこや前屈みでのオムツ交換などで、背中や腰に負担がかかり痛みが出やすいのです。
(お尻の痛み、仙腸関節痛、恥骨痛、尾骨痛、股関節痛、など)
これらの他に見た目の症状だけでなく、頭痛、肩こり、自律神経の乱れ、ホルモンの働きが低下するなど(イライラ、産後うつ、肌がボロボロ、)を引き起こす原因にもなります。
骨盤や脊柱を調整する事により、髄液が活発に流れ、自律神経、内蔵、ホルモン、リンパの調整も行われます。

これらの症状を避ける為にも、骨盤の歪みは人それぞれ違うので、まずは歪んだ骨盤を専門家に調整してもらい、その後ご自身でも産後の骨盤体操、ヨガ、ピラティスなど、インナーマッスルを鍛えたり、骨盤底筋を鍛える事により、効果的に開いた骨盤を整えやすいです。

簡単に出来る4つの骨盤体操をお教えします。

1.
仰向けに寝て膝を立てた状態で両足を同時に左右に倒します。
この時、外側の足の外則面が床に着くまで倒して下さい。
腰の外側が伸ばされてる感じがわかればOKです。20回

2.
仰向けで寝た状態で両膝を肩幅の広さに立てます。
お臍を出来るだけ上に突き上げます。
突き上げた状態で、お尻を3秒間締めて緩めてから下におろします。
これは 腸腰筋のストレッチでお腹の中を通っている腰の筋肉です。
5回から10回行って下さい。

3.
仰向けの状態でフラダンスの様に、腰を上下にクネクネと揺らします。
この時上半身は動かさず、下半身だけで膝も伸ばしたまま上下に揺らして下さい。これは仙腸関節のストレッチになります。
20回行って下さい。

4.
仰向けに寝て足の親指同士をくっつけてカタカナのハの字作ります。
その形のまま足を45度まで上げます。上げたら3秒間止まります。
3秒たったら元に戻します。これを5から10回繰り返します。
もし腰が痛かったり、上げる力が無い場合は両手で両方のお尻を掴んで下さい。そうすると楽に上げられます。
(但し 腹直筋離開がある方はこの腹筋はやめて下さい。)
これは足上げ腹筋です。骨盤を閉める為の、下腹部の腹筋が強くなります。

この体操は、腰痛予防にも効果的です!

詳しくは、以下の動画をご覧ください。